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ウイスキー製造関連用語(1)

ウイスキーの製造

ウイスキー初級者の為の用語集。
ウイスキーの製造、蒸留所に関連する用語と解説です。
(監修 : 住吉祐一郎)


蒸留所

ウイスキー、ジンなど蒸留酒の製造拠点のこと。
世界のウイスキー蒸留所は、現在1100箇所以上が稼働しており、日本においても、現在北海道から沖縄まで、全国で大小約100箇所以上の蒸留所があります。

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スコットランド グレンゴイン蒸留所

サントリー山崎蒸溜所

京都郊外・山崎にあるサントリーのモルトウイスキー蒸留所。1923年に着工した日本初の蒸留所。日本初の本格ウイスキー「サントリー・ウイスキー白札」がここで生まれています。
サントリー山崎蒸溜所オフィシャルサイト

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サントリー山崎蒸溜所

鳥井 信治郎

寿屋(現サントリーホールディングス)の創業者。
京都の南西にある山崎の地に日本初のモルトウイスキー蒸留所を開設し、日本初の本格ウイスキー「サントリー・ウイスキー白札(のちのサントリーホワイト)」を発売しました。

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ニッカウヰスキー余市蒸溜所

“日本のウイスキーの父”と呼ばれる竹鶴政孝が建設した北海道余市郡余市町にあるニッカウヰスキーの工場(蒸留所)。正式名称は、ニッカウヰスキー北海道工場余市蒸溜所。蒸留所内の10棟が国の重要文化財に指定されています。

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ニッカウヰスキー余市蒸料所
ニッカウヰスキー余市蒸料所

竹鶴政孝

ニッカウヰスキーの創業者であり、サントリーウイスキーの直接的始祖でもあります。日本における本格ウイスキー (スコッチタイプ)の創始者で「日本のウイスキーの父」と呼ばれています。NHKのドラマ「マッサン」のモデルとしても有名です。

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麦芽(モルト)

麦芽(ばくが)は、麦、特に大麦の種子を発芽させたもので、ウイスキーやビールの原料となるものです。大麦、ライ麦、トウモロコシなどの穀物を麦芽の酵素で糖化し、それを発酵させ蒸留してウイスキーは造られます。

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モルトの材料となる大麦

ピート

ピートとは、植物が堆積し、長い年月をかけて炭化した泥炭(でいたん)のことです。
大麦麦芽を乾燥させるために使われ、ピートを焚いて大麦を乾燥させることで、燻煙にした香りが大麦麦芽に移り、ウイスキーに独自の香りを与えます。
ピートは世界中に存在しますが、中でもアイラ島(スコットランド)産のピートは香りが強く、独特な風味で有名です。

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スコットランドの露天ピート採掘場

仕込み水

仕込み水は、ウイスキーの製造において、製麦、仕込み、糖化、樽詰めなど、その工程全般にわたって使われ、重要な役割を果たしています。
仕込みに使用する水は天然水で酵母の栄養となるミネラルがバランスよく含まれていることが望ましく、「ウイスキーの出来を大きく左右する」と言われており、蒸留所の立地は天然の良水が豊富にあるところが選ばれています。

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製麦・モルティング

製麦(モルティング)は、大麦を発芽させ、熱を加えることで成長を止め、麦芽を作る工程のことです。大麦のままでは糖化・発酵しにくいため、発芽させることで糖化酵素を活性化させ、でんぷんがより小さく分解され、発酵に適した状態になると言われています。

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モルティング

糖化・マッシング

穀類を原料とするお酒の場合、酵母は原料をそのままの状態で発酵させることができないため、製麦された麦芽に含まれる酵素によって、でんぷんを糖分に分解する工程が必要になり、それを糖化と言います。
糖化は、製麦で作った麦芽を粉砕し、マッシュタンと呼ばれる糖化槽に入れ、仕込み水と呼ばれる温水と混ぜてお粥状態にすることで、発酵に必要な糖分が十分に造られた糖液(麦汁・ウォート)を抽出します。

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糖化槽(マッシュタン)

発酵・ファーメンテーション

糖化で抽出された麦汁(ウォート)は、熱交換装置を使って冷却され、ウォッシュバックと呼ばれる巨大な発酵槽に移して、これに酵母を加えて発酵を行います。
酵母は糖を食べてアルコールを造ります。発酵は通常2~4日で終わり、アルコール度数7~9%の発酵液(モロミ・ウォッシュ)が出来上がります。

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発酵樽で発酵

ウォッシュ

糖化で抽出されたウォート(麦汁)に酵母を加えて出来上がったモロミのこと。
酸味が特徴でアルコール度数7~9%の発酵液です。
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ウイスキーの製造

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