ウイスキー初級者の為の用語集。バーに関する用語と解説です。
(監修 : 住吉祐一郎)
〈BAR・バー関連用語〉
[バー・BARとは] [バーの種類] [バーテンダー] [チャージとチャージ料金] [チャーム] [ショット] [ウイスキーを使ったカクテル]
〈その他〉[ウイスキーの「おり」] [パラフィルム]
他のカテゴリー
〈ウイスキーの種類(1)〉〈ウイスキーの種類(2)〉〈ウイスキー製造関連用語(1)〉〈ウイスキー製造関連用語(2)〉〈ウイスキーの飲み方(1)〉〈ウイスキーの飲み方(2)〉〈BAR・バー関連用語〉
バー・BARとは
バーとは、酒の味を楽しむことを目的とした接客をしている酒場、飲酒店のことです。
日本で「バー」の看板を掲げる場合は、
●カウンターでバーテンダーなどによるカクテルや水割りなど幅広い酒類を提供する店舗であること。
●純粋に酒の愉しみを提供する目的の酒場であること。
が求められ、そのことから深夜営業が認められています。
バーの種類
日本ではバーは多様な種類に分けられます。
ホテル内にあるバーや、静かにお酒を楽しめる本格的なバーで、カクテルを作る技能やお酒の知識を持ち合わせたバーテンダーが所属している本格的な「オーセンティックバー」。
ウイスキーやカクテルなどを1杯(ワン・ショット)から注文できる「ショットバー(ワンショットバー)」。
少人数で手軽に利用でき、椅子のあるバーと比べて料金も比較的安くてカジュアルな立ち飲みスタイルの「スタンディングバー」。
お酒だけではなく食事メニューも充実しており、イベントや女子会などで使われることも多い「ダイニングバー」。
その他、個別のお酒に特化した「ワインバー」、「日本酒バー」、「焼酎バー」、
また趣味や嗜好を楽しむコンセプトの「スポーツバー」、「ダーツバー」、「JAZZバー」、「鉄道バー」、「アニメバー」などファン交流の場としてのバーも数多く出てきています。
バーテンダー
バーテンダーは、バーやパブ等のカウンター席が設置された酒場で、カクテル・ビール・ワインなどのアルコール飲料を提供し、飲酒するお客をもてなす人物を指します。ヨーロッパでは「バーマン」の呼称が一般的で、女性の場合は「バーメイド」とも呼ばれます。
日本バーテンダー協会、日本ホテルバーメンズ協会、プロフェッショナル・バーテンダーズ機構では、それぞれの資格認定を行っています。
チャージとチャージ料金
バーのチャージ料金とは、座った席にかかる料金「席代」のことです。 テーブルチャージやサービス料とも言います。
相場は1人あたり500円〜1,000円前後。銀座等の首都圏の一等地やホテルバー等では、チャージ料が1,500円以上かかる店もあります。
ただしスナックのように毎時間加算されることはありません。また、ノーチャージの店舗もあります。
チャージ料金は、事前にお店のホームページなどで確認するとよいでしょう。
チャーム
チャームとは、バーで飲み物を頼むと一緒に出てくる、スナックやナッツ、ドライフルーツなどの小鉢類の事です。塩気があり、お酒と合わせて食べる事で、お酒をよりおいしく飲めるようなものが出されることが多いです。
ただし全てのバーがチャームを出すわけではなく、チャージの有無に関わらず、チャームを出さない店舗もあります。
チャームを出すバーは、チャージ料金に対するお返しという気持ちでチャームを提供するケースが一般的です。
ショット
ショットとは、お酒の”1杯分”のことです。シングルとも言います。
日本では「ワンショット=30ミリリットル」が標準的とされており、「ワン・フィンガー」も、ほぼ同量を意味します。
「ショット・バー」は、お酒をワンショット単位で提供する量り売り専門のバーのことです。
ウイスキーを使ったカクテル
ウイスキーにリキュールやジュースを加えたカクテルも人気があります。
ハイボールはもとより、オールドファッションド、ミントジュレップ、マンハッタン、ハイランドクーラー、ニューヨーク、ゴッドファーザーなどは有名で、女性にも飲みやすく人気です。
ウイスキーの「おり」
ウイスキーの原酒の成分や、樽の成分が結びついてできたもので、ウイスキーの香味成分の一部。
長期間保存しているもの、または気温が氷点下を迎えるような寒冷地で澱が発生します。
ただし、体に害を与えるものではありません。
パラフィルム
パラフィルムは医療用や実験用に使用されている、収縮性の高い半透明のフィルムです。
開封したボトルのキャップ部分にバラフィルムを巻くことで、気密性を高めてボトル内の液体が酸化や揮発することを防ぎます。ウイスキーの保管・保存方法に最も効果があると言われており、バーで使用する所も多くあります。
この記事に関するコメント