前回続き。動かなくなったYUNAMONを前に沈黙する伸宏、玉子夫婦。
玉子、思い立ったように箱を出してくる。
伸宏
「どうしたの?」
玉子、ガサガサ箱の中の緩衝材をあさる。
「あった Amazonでも楽天でも商品に不備があった時に連絡するのは?」
「え? ・・・あっ」
「コールセンター!」
玉子、保証書らしき紙に書いてある電話番号に電話をかける。
「もしもし あの・・・ええっと 、・・・ダメだわ」
「どうして?」
「英語喋ってる・・・」
「貸して!」
伸宏、スマホを受け取り、プリントを見ながら
「あの Excuse me. すみません Excuse me オー Excuse me アーン Excuse me」
「Stop it! やめて! Stop it! もうやめて!!!」
伸宏からスマホを取り上げる玉子。
「わたしたち・・・英語を話せないのよ・・・」
「ボクたちは再び後悔した なぜ今まで英会話を本気で勉強して来なかったのだろう と 」
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