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第6回 be動詞と一般動詞とは(前編) / あなたは英語の形容詞と副詞の違いが説明できますか? 

(編集部より)
長年「英語が大嫌い」な大学生や社会人を数多く指導してきた高橋基治先生の著書「あなたは英語の形容詞と副詞の違いが説明できますか?〜英語が大嫌いなビジネスパーソンの皆さんが、最初に読む英文法の本〜」の一部を、本人了承のもと、数回に渡ってシリーズでご紹介します。
第6回は、be動詞と一般動詞についての解説(前編)です。

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動詞は主に2種類!—be動詞と一般動詞とは何か?

第3回「英語を作る基礎 品詞について」では、動詞とは、人の動作やものの動き、または状態を表すと紹介し、「am・are・is/was・were」派と「eat(食べる)、laugh(笑う)、use(使う)など他」派の2つがあると紹介しました。

前者をbe動詞と呼んでいます。be動詞は動作を行う人(動作主、つまり「主語」と言います)について語るときに使い、主語が I の時は am、you や複数の時は are、I と you 以外の時は is になります。

覚えよう! 英語のルール(7)
be動詞は主語について語るときに使う

ここで注意してください。
解説なのでこのように説明していますが、頭の中で「Iのときはamで、youのときは……なんだっけ?」というように覚えてしまうやり方は絶対にオススメできません。このやり方は、学校のテストでは満点が取れても、数秒以内に相手とのやり取りをスムーズに行う必要がある英会話ではとっさに出てきません。たとえば、

Oh, YOU ARE so funny!
(君って本当に面白いね)

なんてことばが、すらすら口から出て来ないのです。なので、次のように必ず「セットで声に出して覚える」ことを心がけてください。

I am
You are
He is
They are

と、必ずひとかたまりで何度も何度も声に出して覚えると、頭の中でいちち思い出さずとも、とっさに口から出てきます。
この「とっさに口から出てくる」「口が覚えている」ことを、ほとんどの日本人が無視するので、英語が話せないのです。このことを絶対に忘れないでくださいね。

(注:繰り返しますが以下のカッコ内の訳は、翻訳調の直訳→意訳・ナチュラルな日本語訳です。)

I am bad at sports.
(私はスポーツが苦手です→私、スポーツはダメなんです)

You are the quiet type.
(あなたは物静かな人ですね。→あなた、静かですね。)

He is a golden boy.
(彼はスターだ。→あいつ、仕事できるよ。)
※男性だけに用い、優秀な人、やり手の人に使う。仕事ができる人にもOK。

She is half-German and half-Japanese.
(彼女はドイツと日本人のハーフです。→あの子、ドイツ人と日本人のハーフなんだよ。)

They are twin sisters.
(彼女たちは双子です。→あの子たち、双子の姉妹なんだよ。)

This curry is spicy, but I like it.
(このカレーは香辛料が利いてるけど好きです。→このカレー、辛いけど好きなんだよね。)

以上のように、be動詞は主語によって形を変えます。(過去を表すときは、I was….、you were….、He/She was…….、They were…..、This curry was…….)。何度も声に出して覚えると、とっさのときに使えますよ。

そしてそのbe動詞の働きですが、主語と主語について述べる語を結びつける役目をしていて、例えば、He is a golden boy. (彼はスターだ)ならHe = a golden boyのことで、be動詞自体には意味はありません
よく「彼は」とか「私は」の「~は」だと思っている人がいますが、違います。単なるイコール(=)という記号だと思ってください。

・相手の職業を聞きたいとき
A: What do you do? 
(お仕事は何ですか?)
B: I am a web designer.
(ウェブデザイナーです。)
※ I = a web designer

・知り合いの女性の居場所を知りたいとき
A: Where is she now?
(今、彼女どこにいるの?)
B: She is in the Starbucks.
(彼女、スターバックスの中だよ)
※ She = in the Starbucks

ショートコラム「be動詞の歴史的変化」
be動詞は元々be「ある」「いる」という存在を表したものから、時代の流れともに主語によってamやare、is、に変化していきました。

be動詞と一般動詞とは(後編)では、一般動詞について解説していきます。


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