マズいハイボールとは？Part.2

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前回の記事で、ハイボールの起源について触れました。
今回は、「どうやったら、ハイボールはマズくなるのか？」について説明していきます。

ウイスキーの銘柄を確認した方が良い理由

居酒屋も含め、食事をメインにしているお店の場合、ウイスキーの種類は、だいたい1種類、多くても2〜3種類くらいだと思います。

一般論にはなりますが、ウイスキーも含めお店で取り扱うドリンクのラインナップは、そのお店で使用している生ビールのメーカーの商品をメインに取り扱うことが多いです。
例
アサヒ/スーパードライを提供している店の場合、
使用しているソーダやウイスキー等もアサヒ関連が多いということです。
(※勿論、例外もあります。)

なので、複数ウイスキーの取扱があり、ウイスキーの銘柄が選べる時は、あまりにも安いウイスキーは、避けるようにしています。

理由は、好みの問題もありますが、原料の質が悪い等、安いものには安いなりの理由があるからです。
※私の場合、あまりにも安いウイスキーの場合、悪酔いすることがあります。

なので、ハイボールを注文する際は、「ウイスキーの種類は、他にありますか？」と店員さんに確認をしています。

例えば、わかりやすい例でいうと、
そのお店に「安いウイスキー」から「高いウイスキー」まで３種類以上あった場合、2番目に高いウイスキーを選ぶ、もしくは一番安いウイスキーの次に高いウイスキーを選ぶと間違いがないと思います。
私は価格帯として、中間の価格帯を選択することがほとんどです。

ちなみに、居酒屋で比較的高い国産ウイスキーがあったとしても、私は、ハイボールで注文はしません。

ウイスキーそのものは美味しいですが、ハイボールにした場合、ウイスキーとのソーダとの比率がめちゃくちゃで、味が薄い場合が多く、結果、美味しくない(お酒のポテンシャルが引き出されていない)ことが多いからです。(※食事メインの店は、あくまでも食事がメインなので、ハイボールを作る作り手は、お酒のプロではない。)

レモンの有無を確認する理由

前回の記事で、ウイスキーを売るための販売戦略で、(ウイスキー)ハイボールに、レモンが入るようになったと説明しました。
実際、レモンが入ることで、飲みやすさが増すことは間違いないです。

ではなぜ私が、ハイボールを注文する際、レモンを抜くのか？

ウイスキーにレモンを入れて飲みやすくする(ある意味、売りやすくする)ことは、プロ目線でも、(好みの問題でもあるので)全く問題ないです。

しかし、くし切りにしたレモン(よく居酒屋で入っているやつ)がずっと液体に浸かっていると、レモンの白い皮の部分から苦みが出て、時間が経てば経つほど、苦みが増し、どんどんマズくなります。
※特に最後の一口が、最悪になります(笑)。

レモン入りとレモン無しのハイボールの最後の一口を飲み比べたら、誰でもわかるレベルでマズいです(笑)。
是非、一度レモン入りとレモン無しを飲み比べしてみて下さい。

なので、私がレモンを抜いて貰う理由は、

が大きな理由となります。

ハイボールはどうやったら、美味しくなるのか？

ずっとレモンが液体に浸かり続けることが問題なだけで、ハイボールにレモンを入れることは問題ないです。

某メーカーの販売戦略通り、レモンが入ることで酸味が加わり爽快感も増し、レモンの白い皮から出る苦みも、
飲み始めのタイミングでは苦みがアクセントとなり、美味しくなります。

しかし、ほとんどの居酒屋は、ハイボールを作る場合、レモンを最初に絞り、その後に氷を入れて、ウイスキーやソーダを注ぎます。なので、レモンはグラスの底付近にあり、どんどんマズくなります。

では、どうすれば、美味しいレモン入りハイボールを飲むことができるのか？

• レモンをグラスの底から液面へ移動させる(氷の上に置く)
• 果汁だけ入れて貰う
• レモンから苦みが出る前に飲み干す

しかありません。
現実的に2、3は難しいと思いますので、レモン入りのハイボールを飲む場合は、1で飲むことをオススメします。

ハイボールは糖質ゼロで、健康を意識されている方にもオススメのお酒です。
ウイスキーの種類にもよりますが、山椒やスパイスとも相性が良く、炭酸が入っているので、お肉料理(特に脂質が多いもの)との相性も抜群です。

本当に美味しいハイボールは、ウイスキーの甘さを感じます。
居酒屋でウイスキーの味を引き出したハイボールを飲むことは難しいと思いますが、一度バーに行って、ホンモノのハイボールを飲んでみてはいかがでしょうか？

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