果汁100%オレンジジュース(濃縮還元)
こういう表記をスーパー等で一度は見かけたことがあると思います。
カクテルを提供する際、「フレッシュジュースじゃないとダメだよね!」よくわからないマウントを取ってくる人もチラホラいます(笑)。
この記事をご覧になっている皆様が根拠がないマウントと取ってしまわないように、今回は、100%ジュース、美味しいジュースについて、解説していきます。
100%ジュースには、大きく3タイプある
コンビニやスーパーで何気なく手に取っているフルーツジュース。
ラベルに「100%ジュース」と幾つかのジュースに書いてあるけど、実際飲んでみると
「ブランドによって味わいに違いがある」「価格も違う」、でも「美味しいと感じる、好みのブランドはある」と思った事はありませんか?
そうなんです。
同じ100%ジュースなのに、味わいに違いがあったり、特定のブランドだけが美味しく感じることがあります。
実を言うと、ブランドではなく(ブランドもあるけど)、製造方法に違いがあります。
「100%ジュース」と表記があっても、実は大きく3タイプに分かれており、皆様が美味しいと思ったジュースは、いつも飲んでいるものとは違うんです。
その3タイプは、この3つ。
1. 濃縮還元タイプ
2. ストレートタイプ
3. 生ジュースタイプ
具体的に何が違うのでしょうか?
その真相について一つ一つ解説していきます。
一番よく見かけている100%オレンジジュースを例にして説明していきます。
1. 濃縮還元タイプ
皆様がいつも手に取っているジュースのほとんどが、このタイプです。
ジュースのパッケージの裏に、こんな感じで記載されています。
〇〇〇100%オレンジュース(商品名)
●名称 : オレンジジュース(濃縮還元)●原材料名 : オレンジ●内容量 : 〇〇ml ・・・・
「で、結局、濃縮還元タイプって何なのよ!」という方の為に、結論からお伝えすると
のが濃縮還元タイプです。
要するに、一度、液体に熱を加えて固形(に近い状態)になっているということですね。
「なんでそんなことをするの?」という話になりますが、メリットとしては、
- 果汁に熱を加えて水分を飛ばして、ペースト状にする=保存スペースの確保が可能 ※熱で水分を飛ばす時は、通常の5〜6倍程度まで濃縮するようです。
- 果実のままだと腐りやすいが、熱を加えて濃縮しているので、長期保存が可能
- オレンジをそのまま輸入するより、ブラジル等の現地で絞って濃縮すれば、より多くのオレンジを運ぶことが可能=輸入コストの削減
- 旬の時期に収穫したものをペーストすることで、年間を通して安定供給が可能
という感じです。
いつも低価格で安定しているという理由は、こういうことなんです。
メリットがあるということは、勿論、デメリットもあります。
デメリットと表現することは少し違う気もしますが、製造工程上、濃縮還元してしまったが故に失われてしまうものがあります。それは、食物繊維やビタミンなどの栄養素です。
例えば皆様が美味しいと感じる特定の100%オレンジジュースと、スーパーの安売りなどで買った100%オレンジジュースを飲み比べると、コクというか軽い味わいがありませんか?
濃縮還元の場合は、あんな味になります。
「それじゃあ、美味しいと感じるオレンジジュースはどんなタイプ?」という話になると思いますが、その答えは・・・・
次回お届けします。お楽しみに
次回に続く
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