デジタルへの投資が進まない飲食店（２）

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前回の「デジタルへの投資が進まない飲食店（１）」の続きになります。

デジタルでの成果を理解しにくい。結果、継続できない。

食べログ等のポータルサイト経由での予約の場合、どこの広告から流入してきたのかわかりますが、一般企業と違い、お客様と名刺交換をするわけでもないので、ふらっと来店された場合、直接来店動機を聞く以外に、広告をみて来店されたのかわかりません。

なので、結果、売上に直結していたとしても、効果がよくわからないのが本音だと思います。
正確には以前記事に書いたように、来店前にお店選びは決まっているので売上には寄与していくのですが、マーケティング的な知識がないと「広告費を使ったけど、売上げが上がらない→辞ーめた」となってしまいます。
私もマーケティング的な知識はゼロだったのでその気持ちはよくわかりますし、広告代理店やプロモーション会社とかに勤めてない限り、よくわからないと思います。

細かく書き出すと切りが無いので、ざっくり説明をしていきますが、人間の購買行動を考えてみたら、何となくわかってきます。

という感じで、各項目ごとのゴールが全く違います。

極端な話、「1」が目的の場合、人目が多い場所に看板を出す等が有効になります。
例えば、バスの停留所やタクシー広告等、人が意識せずとも見てしまう場所に、広告を打つことが有効です。
そこから、ステップアップしていく流れになりますので、いきなり「4」からスタートということにはなりません。

まずは「知ってもらう(認知)」が先です。
なので、知って貰った人の中の何％かが興味関心を持って貰い、そのまた何％かが、比較検討をしてくれる…という流れになります。

成果が出ているのかわからない状態でずっと走り続けることは気持ち的にも続かないですし、いくら手探りとはいえデジタルツールで取れるデータの分析ができなければ対策のしようがないです。
こちらも、活用していこうと考えているツールごとに無料セミナーが開催されていますので、一度参加してみると良いと思います。

私の場合、オンタイムで参加ができないことが多いので、申し込みだけしてアーカイブで倍速で見て勉強しています。
また実際、広告を運用していく場合、客観的にアドバイスができる人が近くにいる方が望ましいことは間違いないです。

知り合い価格という感じで、ちょっとした相談でしたら数万円で対応してくれるWeb・SNSコンサルもいると思いますので、もし、近くにいらっしゃるようでしたら、相談してみても良いと思います。
(私にご相談の場合は、記事最後のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください)

現場の仕事以外に時間を割けない。

プレイイングマネージャーや少人数経営または、1人で経営している場合、仕込み＋営業時間で10時間労働を超えることもザラにあり、営業後には文字通りくたくたで疲れすぎて家までたどり着けない…なんてこともあります。
そんな中、WebやSNSのことを考えて、撮影して、編集して、投稿して…なんて時間が取れないということも本音の一つのはずです。

打開策としては、時間の使い方の見直しをして時間を作るか、人を雇って時間を作っていくか、まるっと外注化していくしかないと思います。

打開策は？

コスト構造上、一定数の売上げまでいかない限り、広告費の捻出は難しいのが実態です。
とはいえ、これだけSNSやデジタルが浸透しているので、対策は必要だと思います。

いずれにしろ、時間なり、人なり、お金なりと何かしらのコストがかかります。
また開業する時と同じように、何か新しいことに取り組む場合、先行投資という考えは必要で、投資をしなければ、現状維持→衰退に繋がっていきます。

今はSNSも種類が豊富で、ほとんど無料でスタートできます。
まずは無料の範囲でできることからやっていき、必要に応じて、人を含めたコストを使って、成長をしていくことが大切だと思います。

次回は飲食店がよく利用しているInstagramをはじめとしたSNSでの配信について書いていきたいと思います。

■飲食店のマーケティング、SNSの御相談などお問い合わせは
fukuhashi0101@fukuhashi.jp

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