良い飲食店の格が下がるその瞬間

バーテンダー

私は職業柄、BARやスナック等を含む、飲食店オーナーとの付き合いがあります。

付き合いがある飲食店の内部事情まで知っているとまでは言いませんが、
・どういう味の商品を提供しているのか?
・その店の売りは何か?
・利用客の客層。
・店の雰囲気。
等は、ある程度把握しています。

なので、誰かから
「お店を紹介して欲しい」
「〇〇を食べたい(飲みたい)んだけど、どこか良い店ある?」
など相談があれば、利用シーン等条件を考慮して、知り合いの店を紹介又は、一緒にいくことも少なくないです。

そんな中、先日とある知り合いのBARへ伺った時に、非常に残念なことがありました。

格が下がるその瞬間

私より20歳くらい年上の取引先の社長2名と繁華街で会食していました。
会食後、A社長が「カクテルを飲みたい」ということだったので、知り合いのバーテンダーのBARに行った時のことです。

私も久々にそのお店に伺った為、「ご無沙汰です」と知り合いのバーテンダーやスタッフの方へ挨拶を交わし、その流れで取引先の社長2名をバーテンダーへ紹介しました。

1杯目のカクテルを飲んでいる途中、A社長から、「良い店だね」と一言いただき、私自身も連れてきて良かったと思っていた矢先、残念なことが起こりました。

1杯目のカクテルを飲み終わった時、A社長が

「僕の好きそうなカクテルを1杯作っていただけますか?」

と知り合いのバーテンダーへ注文をしました。

そのバーテンダーからは、

「今日(お客様とは)初めてお会いして、好みの味も嫌いな味も何も知らないので、ご希望のカクテルをお作りすることはできません」

と毅然とした表情で回答がありました。

私は慌てて、「こちらのカクテルはいかがですか?」と店内に掲示されていた「本日のカクテル」をオススメしました。
その後、私はA社長の顔色を伺いながら一緒に飲んでいましたが、A社長は、その対応について特に気にされてなかった為、2杯目を飲み終え、無事解散となりました。

知り合いのバーテンダーはいわゆるベテランで、バーテンダー歴も長く、経験も豊富で知名度もあり、高いスキルを持っている人です。ですが残念ながら、

初めてのお客様(A社長)が不快に思いかねない対応をしたこと。

そしてそれは

紹介者(である私)の顔も潰すような対応であったこと。

この2点に気づいてないということになります。

バーテンダーの対応 その背景にあるものとは?

そのバーテンダーは専門職のプロとして、美味しいお酒を提供していることに違いはありません。しかし、プロの所業として捉えている範囲に違いがあります。

私は、バーテンダーに求められているスキルは、

■ 調酒技術(美味しいお酒を作るスキル)

■ 調理技術(果実等を刃物で切る等のスキル)

■ 接客技術(お客様のニーズを掴むスキル)

の3つだと考えておりますが、恐らくそのバーテンダーは、接客技術に重きをおいていないということだと思います。
わかりやすい話だと、お客様と接する第一歩目が「顧客目線なのか否か」その一言に尽きます。

「職人気質」を言い訳にしてはいけない

私もバーテンダーとして現場に立っていた経験があるので、この手の注文は往々にしてあります。正直、初見のお客様の好みなんてわかるはずがないですが、「どういう味がお好みでしょうか?」等、まずはお客様の寄り添う気持ちが最も大切ではないでしょうか?

「自分の店の味が合わないようであれば、他の店に行って下さい」

同業の間では、この言葉は多かれ少なかれ耳にします。
お客様が求めているものは、一体何でしょうか?
美味しいお酒を飲んでいるにも関わらず、少なくとも私は、「あの瞬間」お酒が美味しくなくなりました。

バーテンダーとは、お酒、料理、雰囲気、それら全てを楽しめる時間のプロデュースができる人であり、そして何よりも接客技術に長けている人であるべきだと思います。

皆さんは、どう思いますか?

バーテンダー

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

この投稿がよかったらシェアお願いします!
  • URLをコピーしました!

この記事に関するコメント

コメントする