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#02. 自己紹介・来歴

初めて私の記事をご覧になる方もいらっしゃると思いますし、身近な人でも私がどんな仕事をしているのか知らない人も少なくないので(笑)、改めて自己紹介をさせていただきます。

自己紹介・来歴

福岡県、福岡市の西中洲という場所でBARを経営している福岡裕記と申します。
西中洲というエリアは、よくメディアでも取り上げられる中洲と繁華街の天神の間にあるエリアで、博多駅からタクシーで10分程で行ける立地です。
当店は違いますが、比較的名店や高級店が多いエリアで、中洲とはまた違った顔を見せています。

本メディアの私のプロフィールにも掲載されていますが、飲食店経営者としては、どちらかと言えば異色の経歴を持っていて、ざっとまとめると下記のような感じです。

  • 東証一部上場企業の機械系商社で営業職
  • 法律関係の広告代理店で主に民事裁判系の相談窓口の対応
  • BARを開業
  • BARの営業スタイル変更に伴い、現場を離れる。同時期に当サイトの運営会社であるプラグインアーツ(以下PiA)が九州への事業展開に伴いパートナー企業として九州地区を主体に活動を開始
  • BARを経営しつつ、DX支援等、ICTを主軸とした営業兼ICTコンサルタントアシスタントとして活動
  • 知的財産管理技能士2級取得。知的財産管理技能士会研修委員に参画。

改めて読み返しても、多種多様というか節操がないというか、こんな感じで日々仕事をしています(笑)。
今のキャリアを形成してきた生い立ちを少し書いておきます。

機械系商社営業職時代

新入社員で入社した会社でしたが、今の時代では珍しい超体育会系の営業所だったので、心身共に相当鍛えられました(笑)。
商社の営業の時に学んだこととしては、

  • 赤字になろうと最後まで受注した仕事をやり切ること。
  • 安易な値引き相談には応じないように、製品をしっかり理解すること。
  • 重要書類の作成は、二重三重チェックを徹底する。
  • 要件を詰めていく商談では必ず議事録を作成し、クライアント捺印を貰うことを徹底。
  • 報告・連絡・相談の徹底。特にクライアントには、案件の方向性が確定するまでは、進捗状況の報告を逐次実施。

という感じで、社会人としてのベースはこの時代に形成されました。
クライアントの顕在化した問題を解決することが多く、トラブルのような突発対応時に、的確で迅速に対応することで、よりクライアントの信頼を得られることを学んだことも大きかったと思います。

BAR開業とバーテンダー時代

とある縁からバーテンダーの大会で世界一になった方と出会い、その方からカクテルへの考え方や向き合い方を学びました。

商社時代も当時、No.1営業マンと言われていた上司の元で育ちましたが、何かの世界一になった人と会うのは初めてで、今まで出会ってきた人とは、仕事に対するスタンスや追求の仕方が次元が違うと感じたことを鮮明に覚えています。
「どんな業界にも(メジャーリーガー)イチローはいるんだな…」と。
「世界一」ということがどういうものなのか知れたことは、非常に大きかったです。

また昼の仕事から夜の業界に入った時に感じたギャップで、人としてのモラルやビジネス感度の低さを痛感したことは覚えています。

飲食業は、個人経営が多いせいか業務の効率化やデジタル化等、昼の仕事で当たり前に行われている業務が、夜の仕事では「なんでそんなことをする必要があるの?」と言われることが多々ありました。
業界特有の習慣があり、何が正しいのか一旦棚上げしたとしても、昼間の一般企業と比較して、全てにおいてかなり遅れていると感じました。
そして、本人達も遅れているということに気づいていないし、問題視もしていない。

一方で、夜の業界だからこそ見えてくる「昼間では聞こえてこない世の中の本質や本音」「人付き合いの大切さ」等はあり、逆に昼の仕事をしている人が、夜の業界から学ぶべきところも沢山あります。

当店もそんなに余裕があるわけではないですが、それでも独立開業しては倒産するという店が後を絶たないので、業界的にも何か変わっていかないとマズいと感じていました。

営業兼コンサルタントアシスタント時代(現在)

コロナ禍になる直前に、本メディアの運営会社のプラグインアーツとご縁があり、九州をメインに営業兼コンサルタントアシスタントとして活動を始めました。

夜の業界はビジネス感度が低いと感じていましたが、昼の企業でも業務が属人化している場合は少なくなく、大きな括りで言うとどの業界もあまり変わらないという実態があると分かってきたのがここ数年です。

日経企業の場合、特に企業の風土的なものによる慣習や属人的かつKKD(感・経験・度胸)で業務をしている企業が少なくなく、データや事実に基づいた経営とはほど遠い経営をしている企業が多く存在します。

経営は戦略から戦術、人材教育から資金の管理、広報活動、経理処理等、様々なことをやっていかないといけません。
特にマーケティング視点での戦略・戦術が歯抜けになっていることが本当に多く、行き当たりばったりの経営となり上手く企業・お店が機能しなくなります。

私自身のマーケティングの講座を受講したことがありますが、理解できても実務に落とし込むことは、そう簡単ではありません。自身で経営もしていますが、コンサルティングという仕事に関わったことで経営の考え方や視座が全く変わりました。


昼の仕事と夜の仕事、そしてコンサルタントという経歴の私だからこそ、飲食店をはじめとする夜の業界のお店や、昼の一般企業の経営者や管理職の人がより理解がしやすく、皆様も「うちもやってみよう」とアクションを起こしたくなるような内容をお伝えできると思っています。

今の時代は、特にビジョンやパーパスが重要で、その企業がどこを目指しているのかが明確になっていないと、ステークホルダーから共感・納得を得ることができません。
当店を事例として、経営の難しさや考え方をお伝えしていきます。


■筆者 : 福岡裕記の記事紹介

本サイト「飲食業の明日」コーナーにて、福岡裕記氏による記事の中から、飲食店の経営課題に関連する記事をピックアップしました。

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