リサーチャー 本間恵理
女性たちの目が本気だった!イヤリング市場の現場
1年ほど前だろうか。夕方、帰途に就くサラリーマンたちが急ぎ足で行き交う駅構内で、異様な光景を目撃した。
駅の一角に、まるで「時間が止まっている」ような空間があったのだ。
10代の若い女性から、腰が曲がったおばあちゃんまで、あらゆる世代の女性たちが夢中になって「何か」を探していた。
そこは、一週間限定のポップアップストア。屋台みたいな店構えにサテンの布が敷かれ、びっしりと並んだジュエリーの数々。一つ一つに付けられたタグを見て、驚いた!「300円」「500円」え?安っ…と、思わず目を疑った。
聞いたところ、これらは海外から買い付けてきた一点もののヴィンテージイヤリング。ファッションの流行なんて全力でスルーした、レトロでクラシカルなイヤリングが、全世代の女性たちの帰り足を食い止めていたのだ。
彼女たちは、宝探しのような感覚で「自分だけの逸品」を探していたに違いない。上から下まで、舐めまわすように見ていた。あの目は本気だった。
どうやらここ2年ほど前からイヤリングブームが来ているそうじゃないか。
例の光景を見た私も、イヤリングが欲しくなってしまった。おしゃれは好きだけど、ピアスホールを開けることには興味を持てず、社会人になってからも、自分に似合うアクセサリーを探す機会を失っていた。だから、ピアスホールを開けずにおしゃれできるイヤリングなら、ハードルが低い。私にも似合うかもと思い挑戦することにした。
マスク生活の弊害? ヒヤッとする瞬間
こうして私も宝探しに加わり、お気に入りのイヤリングを数点見つけた。私は華奢なデザインよりも、大ぶりでクラシカルなイヤリングが好きだ。普段はカジュアルな服装が多いから、トレーナーやデニムのようなシンプルな服装でも合わせられるものを選んだ。
自分だけの逸品を吟味した甲斐あって、今までの服装にすぐに溶け込んだ。
イヤリングというパワーアイテムが加わったおかげで、ようやくなりたい自分の姿に近づいてきた。
イヤリングを身に着ける生活は、コロナ渦でマスクを付けることが習慣になっても、変わらなかった。ただ、ヒヤッとする場面が増えた。大きな原因は2つ。
1,マスクの紐で耳の裏が痛い&イヤリングの重さで耳が疲れる
2,マスクを外すときにイヤリングに引っかかる
この2点の煩わしさだ。
1は朝から晩まで長時間外にいて、イヤリングもマスクもつけっぱなしで過ごしているとき。耳たぶがジンジンしてきたら、イヤリングを少し横にスライド。またしばらくしてジンジンしてきたら、さっきとは逆方向にスライドさせ、だましだましで過ごす。じゃあイヤリング外せばいいじゃん、という話だが、それだとわざわざ家から着けてきた意味がなくなってしまう。せっかく買ったし、ここはオンナの意地の問題だ。
2は、飲食の時や電話越しに話す際、とっさにマスクを外した瞬間「あっ」と思う時がある。「今、イヤリング落とした?いや、落としてなかった」とヒヤリとしてしまう。それが昼間ならまだ安心。夜だと、失くしたときに見つけられなくなってしまう。
都内を歩いていると、片方だけ落ちて置き去りにされたイヤリングの残骸をよく見るようになった。もしお気に入りのイヤリングだったら、家に帰って鏡を見たとき、片方失くなっていると気づいて、さぞかしショックだろう。
マスクを外した時の「ヒヤリ」を解決するアクセサリー

これらを解決したいと思っていた時に、ちょうどこのアイテムを見つけた。
ピアスに見えるマスクイヤリング。直感でぴんと来た。「これから流行りそう!」と。
つい最近、イヤリングを付け始めた私なんかより、もっと若いうちからピアスやイヤリングの魅力も煩わしさを知っている女性たちのほうが、このアイテムを欲しているかもしれない。
実際に付けてみると、軽くて、イヤリングを付けているとは思えないくらい楽だった。マスクを外す時は、ヒモにイヤリングがついたまま外せるので、耳にひっかかったり、落としたと心配したりすることは解消された。
アクセサリーは、必ずしも必要じゃないということは、おしゃれに躊躇していた私ならよく分かっている。だからこそ、せっかく自分を飾るなら、思い切りストレスフリーで過ごしたいものだ。
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