先日から、ウイスキー関連の記事を書いておりますので、意外と知らないウイスキーの製造方法や魅力について、書いていきます。
これで、この記事をご覧になられている皆様も、ウイスキーを飲んでみようとなるはずです(笑)。
そもそもウイスキーとは?
ウイスキーですが、そもそも何から出来ているのかご存じでしょうか?
細かく言うと各国でウイスキーの定義や法律が変わってきますが、一般的には、
「穀類を原料として、糖化、発酵の後に蒸溜をおこない、木製の樽で貯蔵熟成させてできるお酒」
と定義されています。
ここでいう穀物は、大麦や小麦、トウモロコシ等のことを言います。
聞き慣れない糖化、発酵、蒸留という言葉ですが、
- 糖化…大麦等の穀物に含まれるデンプンの量を増やす工程
- 発酵…デンプンの量が増えた穀物を水に浸して、デンプンが溶け出した甘い液体を作る工程
- 蒸留…理科の実験でいう枝付きのフラスコに火をかけて、水とアルコールに分離するように、発酵液からアルコールを抽出する工程
という感じで捉えていただければ、良いかと思います。
またざっくりとしたお酒の棲み分けとしては、
- 大麦を糖化・発酵したものは、ビール。
- ビールを蒸留したものは、ウォッカ。
- ウォッカを木の樽で熟成させれば、ウイスキー。
とお店に立っている時は、よく説明していました。
※厳密に言うと違いますので、あくまでもイメージとして捉えて下さい。
なので、ウイスキーは最初は無色透明で、木の樽の成分が溶け出した色で、
だんだんと皆様がご存じのような琥珀色のウイスキーに変わっていきます。
細かく言うと違ってきますが、概略としてはこんな感じで掴めていればOKだと思います。
余談ですが、
- ウォッカにハーブ等の香草を漬け込んだものが、ジン。
- ブドウを糖化・発酵させたものは、ワイン。
- ワインを蒸留したものは、ブランデー。
というような感じで捉えると、イメージしやすいかと思います。
アルコール度数は?
アルコール度数ですが、だいたい40度〜55度の間のウイスキーが多く、数は少ないですが、アルコール度数が高いウイスキーでは、70度近いものもあります。
なぜこれだけアルコール度数に幅があるのかというと、出来たてのウイスキーは無色透明で、65度くらいあります。
その出来たてのウイスキーに少しだけ加水後、木の樽に入れて、熟成していきます。
熟成の過程で、一部揮発(きはつ)、それでもアルコール度数は、高い状態で保たれています。
一般的に市場に出回っているウイスキーは、だいたい40度〜45度くらいにアルコール度数が調整されています。
これは、木の樽で熟成したウイスキーを瓶詰めする前に、加水してアルコール度数を調整しています。
また、カスクストレングスと言う木の樽から、そのままウイスキーを注いでいるようなウイスキーもあります。
カスクストレングスの場合、加水されていないので、ウイスキーの原酒そのものに近い味を味わえます。
私の感覚的には、55度以上のウイスキーは、カスクストレングスの傾向が多いです。
※ボトルのどこかに「CASK STRENGTH」という表記がありますので、是非ラベルを見てみてください。
私も昔は、20度くらいの焼酎でもむせていましたが、今では40度くらいのウイスキーだと物足りなくなりました(笑)。
銘柄にもよりますが、50度〜55度くらいのウイスキーが美味しいと感じることが多いです。
ウイスキーが魅力的に感じる理由
今でこそハイボールの普及で、ウイスキーは身近な飲み物になってきたところはありますが、それでもまだまだ「アルコール度数が高くて飲めない」と思う人が多いでしょう。
映画などでは、ウイスキーをロックで飲んだり、くいっと一気飲みするようなシーンがありますが、ウイスキーは、様々な飲み方が出来ます。
グラスを傾けながら、飲んでいる姿が外からみるとカッコいいと思いますし、その姿には憧れを覚えた人は少なくないと思います。
お酒が出来上がるまでに、最低3年。長いものだと20年、それ以上という月日をかけて造られるお酒なので、それを嗜んでいる姿が魅力的に映るのかもしれません。
私の場合、ウイスキーの飲み始めは、職業柄半ば無理矢理?飲んで勉強をしていましたが(笑)、やっぱり美味しいお酒だと思います。
当店のスタッフもウイスキーを飲んだ経験がないスタッフばかりですが、少し飲んでみると「意外と美味しいかも?」となることがほとんどです。
次回は、美味しく飲める、かっこよく飲める飲み方と、これだけは注意した方が良いという点について書いていきます
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