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BAR DEEPの成長日記 2月(後編)

BAR DEEPの成長日記 2月(後編)

前回の続きになります。
BAR DEEPの成長日記 2月(前編)はこちら

施策を進める中で、見えてきた新たな課題

成長はしているものの、仕事上のコミュニケーション能力はまだまだひよこも同然なので、課題は山積しています。

課題1. 業務の本質の理解

今までは何かトラブルがあった際、現場責任者(橋本)をすぐ呼ぶような感じでした。
これについては改善されてきており、明確にどう対処するべきかわかることや過去経験したことについては、対処できるようになってきています。

一方で、過去経験したことがないトラブルについては、未だに橋本へ相談がきます。
「報・連・相」という意味では間違っていないのですが、「過去に経験した事例から、こう対処すべき」という考えに至っていません。

単純にトラブルの相談で対処策の指示を待つのでなく、自ら対処の案も加えて相談できるようになって欲しいのですが、以前指導を受けた内容の本質を理解していないので、類似の事例だったとしても判断ができないという状態です。

「判断基準を自分の中に持つ」ということになりますが、「店舗としての判断の方向性」が同じでないといけないので、そこがまだ分かっていないのかなと思います。

トヨタ自動車には、「なぜなぜ分析」という改善活動があります。
(※参照元 : なぜなぜ分析とは?用語の意味からやり方、注意点まで徹底解説!/ ITトレンド)   
これを意識すると、本質への理解が近づくと思いますので、ご覧の皆さんは是非参考にしてみてください。

またスタッフには、失敗をすることは問題がないと指示を出していますが、失敗の中にも、
「許される失敗」
「許されない失敗」
の2つがあります。

ある種、この許されない失敗のデッドラインが分かれば、あとは自由に仕事をしても問題ないということです。

「最悪、〇〇で良いですか?」等、今後、デッドラインを確認するような質問・相談をしてみてください。
そうすれば、店舗としての判断の方向性の外郭が見えてくると思います。

課題2. 先輩後輩という意識

当店には数名のスタッフがいますので、当然、先輩・後輩という関係性ができます。
後輩の面倒を先輩が見るという構図ができあがるのですが、とにかく後輩への指導がめちゃくちゃ下手です(笑)。
というか、間違ったことを後輩がやっているのであれば、それを指摘して正しく導いてあげるべきですが、それが本質的にできていない。

要は、その指導が、後輩の成長に繋がることを先輩側が理解をしていない。
たぶんですが、指導すると「嫌われる」とか、後輩からの自分の評価を気にしているんだと思います。

具体的な事例でいうと、洗い終わったグラスを一時的に乾燥させる乾燥ラックがあるのですが、そこに卓から下げてきた使用済みグラスを一時的に置くスタッフがいるんですね。というかほとんどの新人が同じことをやります。

自分の家でも、綺麗に洗い終わった食器乾燥用ラックに、食べ終わった食器をおくのか?
と聞き返したくなりますが、恐らく自分の家じゃないので、どうでもいいのでしょう(笑)。

先輩スタッフは、「そこにそのグラスは置いたらダメ」という指導をします。
使用済みのグラスは置かなくなりますが、次は、自分のスマホや下げてきた取り皿等を置き始めるんですね(笑)。

ここでの問題点は、
後輩スタッフが言葉尻でしか判断ができないということを前提において、
なぜその行動がダメなのか?という理由を説明していないので、似たような事例がずっと起き続けます。

先輩スタッフも、まだまだ自分事で精一杯なのかもしれませんが、勤続年数が長い、経験がある=できることが増える=コントロールできることが増えるということなので、自分の仕事を一旦放置してでも、後輩スタッフへ目を行き届かせるように意識は持って欲しいと思います。
もちろん「なぜなら」をきちんと教えながらです。

多少厳しいことを言われようと、その指導・指摘が間違っていなければ、後輩はちゃんと耳を傾けますし、「なぜなら」という理由に納得すれば、ちゃんと行動に表してくれます。
それに「先輩は気づいてるのに、私にちゃんと教えて貰えない」ということが、後輩にとっていかに悲しいことか知っていると思います。
先輩としての姿をしっかり後輩に見せていきましょう。

課題3. 集客方法の改善

今まではチラシ配布等で新規顧客獲得を実施していました。

有り難いことリピートしていただけるお客が増えてきた結果、チラシ配りする時間が減ってきました。
当然、チラシ配りの時も給与は発生しているので、チラシ配りする時間が減ってくることは良いことです。

ですが、このままリピーターのお客様ばかりが集う店になると、新規のお客様が入店された時に、身内・内輪感が前面に出て入りにくい雰囲気が出たり、リピーターのお客様も転勤などで、来られなくなったり等、長期的な目線で考えると、あまり良いことではありません。

なので、2月より新規お客様の集客をチラシ配り(人)ではなく、Instagram(デジタル)でも行うようにしました。
広告配信を始めてまだ1ヶ月経っていないのですが、1万円分広告を配信して、約2万円の売上を獲得することができました。

Web・SNSを利活用したデジタル起点での顧客接点の増やし方については、私達のような弱小零細企業だけではなく、日本の中小企業全般が抱えている課題だと思います。
特に九州は首都圏と比較して、Web・デジタルへの投資が少ない印象です。飲食店単体での広告配信は、ECサイト等を運営していない限り、ほぼ皆無と思います。

一方で、福岡県は人気都市であり、国内外から多くの観光客も足を運んでいます。
当店の売上の1割程度は、インバウンドでの売上です。
現在、あーでもないこーでもないと言いながら、企画を練っているところですが、PV数(見られている数)は、右肩あがりに増えてきました。
どの打ち手が最善なのか?まだその検証はできていません。
Web・SNS集客の進捗・詳細は別途記事にしますが、九州は広告配信している店が少ないので、しっかり戦略を立てていけば、ブルーオーシャンかもしれません。

あと最後に、
先日ここ数ヶ月頑張ってくれていたスタッフが、いきなり退職しました。
悩んでいることは把握をしており適宜フォローも入れていましたが、一方的にいきなりLINEで連絡があり、それ以降は連絡が取れなくなりました。

一方的に辞める連絡。しかも直接話すのではなく、LINEやメールで一方的に。
これぞ外食産業あるあるのモラルの低さと思いつつ、今まで凄く頑張ってきたスタッフだったので、今回のような退職をすると、せっかく構築してきた関係性も水の泡になります。

どこでどう人と人が繋がってくるかわかりません。
今働いてくれているスタッフは、「立つ鳥跡を濁さず」を意識して欲しいなと思います。


【お知らせ】 この記事をご覧の皆様に、投稿者 福岡さんのお店「BAR DEEP」よりお知らせです。

飲食店の明日をご覧の皆様へ。
当店へご来店の際に、「記事を見たよ」とスタッフへ言っていただければ、最初の1時間の飲み放題料金を25%OFFにてご案内させていただきます。
福岡いらっしゃった折には、是非お立ち寄りください。

BAR DEEP 店舗情報

■住所 : 福岡県福岡市中央区西中洲1−14 プロスペリタ西中洲6F
BAR DEEP オフィシャルサイト
https://bar-deep.com/

■営業時間 : 平日・金土・祝日前…21時〜4時30分
日・祝日…21時〜3時30分
※営業日については、Instagramにて確認ください。

■Instagram
飲み放題へのこだわりが日本一のBARです。
https://www.instagram.com/bar_deep_nishinakasu/
■お仕事や御相談などお問い合わせ
fukuhashi0101@fukuhashi.jp

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