前回、「旅行好きは歴史好き? 入り口は様々です」でもご紹介したように、事前に少し本を読んだり、その地にまつわる情報を得るだけで、旅はより楽しいもの、充実したものになります。
今回は神崎さんに、旅行をより楽しむために必要な必須アイテムとしてのおススメの本「=ガイドブック」を紹介してもらいます。
重宝したアイテムとは?
あなたは旅行を計画した時、前もって情報収集をするタイプだろうか? それとも、行き当たりばったりの旅をするタイプだろうか?
ちなみに私は気になる観光地やグルメなどの情報をくまなく調べないと気がすまない。
おそらく前職時代、ツアーで行く所の情報を徹底的にリサーチしていたせいだ。そうでもしないと、お客様に楽しい旅の思い出をご提供できないとさえ思っていた。
前の職場ではバスガイド専用の教本がそろっていたのだが、なんせ昭和時代に刊行された書籍ばかりだ。そのため古い情報しか載っておらず、どのようにノートをまとめようかと苦戦していた。
そうした時どうするのかというと、
先輩や上司に質問したり本を購入したりする。とりわけ『定期的に情報が更新されているガイドブック』は重宝した。
今回は観光地に関する書籍の中から、神埼が愛用している本をご紹介しよう。
また、読みやすさ・情報の網羅性・画像のバリエーションなどの観点からレビューする。
元バスガイドがおすすめするガイドブック3冊!
(1)本誌とあわせてアプリも重宝したい『まっぷる』
個人的な意見だが『まっぷる』は他のガイドブックより見やすい。なぜなら太字やマーカーで引かれている部分が明確で、格段に読みやすいからだ。
それだけでなく本誌には飲食店や観光地の最新情報が掲載されている。
そのためバスガイド時代に重宝していた。なぜなら全国の新鮮なネタを拾うのが日課だったからである。
案外自分が住んでいる県についてよく知らない人は多い。私の場合バスガイドになるまでは、地元の愛知県についてあまり語ることができなかった。
なぜなら「何が有名で、どんな県で、どんなところに魅力があるのか」を理解していなかったからだ。
そんな人間が観光のプロを名乗るのはまずいと思い、『まっぷる』や教本などを読みこんだのである。その結果、他県の人に愛知県の素晴らしさをPRできるようになった。
また付録には本誌の内容をそのままダウンロードできるQRコードと、細かい地図が載っているため便利だ。※まっぷる公式アプリ「まっぷリンク」の詳細は、昭文社まっぷリンクから
<評価(★5が最高得点)>
読みやすさ ★★★★
情報の網羅性 ★★★★
画像のバリエーション ★★★
(2) 使用されている写真が綺麗 『COLOR+』(カラーブラス)
COLOR+』は文章を読むというより、観光地の綺麗な景色や、おいしそうな食べ物の写真を見たい人にぴったり。ちなみに私は『COLOR+』のカラフルな写真に惹かれて、長崎県と石川県金沢市のガイドブックを購入した。
このシリーズは疲れた時や小旅行気分を味わいたい時に眺めると、癒し効果抜群である。また県ごとに表紙のカラーが違っているため何冊か買って並べたくなる。
<評価(★5が最高得点)>
読みやすさ ★★★★
情報の網羅性 ★★★
画像のバリエーション ★★★
(3)心強い旅のお守りになる『ココミル』
『ココミル』は株式会社JTBパブリッシングから刊行されている旅ブックである。まったく土地勘がない人や、行きたい場所をいくつか提案して欲しい人にぴったりの内容となっている。
観光地はもちろん、喫茶店や土産物屋に関してもかなり詳しく記載されているため、心強い旅のお守りになること間違いなし!
<評価(★5が最高得点)>
読みやすさ ★★★
情報の網羅性 ★★★★
画像のバリエーション ★★
ガイドブックは旅行前のワクワク度を高めるアイテム。何も計画せず、気のおもむくまま旅をするのも一興。
しかし、旅行前にあらかじめガイドブックを読んでおくと、あらゆる知識が身につく。それだけでなく「どこへ行こうかな?」とワクワクすると思う。
普段ガイドブックを読まない人は、これを機にお手にとってみてはいかがだろうか。実際に読んでみると、旅行前のワクワク度がいっそう高まるはずだ。
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