皆さん、ワインを飲んでいますか?
お祝いごと、 あるいは記念日に。 中には毎晩のようにという方も?
いわゆる日本酒やビールのようにアルコール!! といった感じではなく、軽い食事や会話、また一人リラックスした時間に楽しむことの多いワイン。
でもそのワインのこと。赤白、産地、年代程度で詳しいことは意外に知らないこと多いですよね。
そこで、ワインスクール「レコール・デュ・ヴァン」の講師で、自ら食やワインを通じた豊かなライフスタイルを様々な角度から発信している瀬川あずささんが、これだけは知っておきたいワインのこと(ワインの魅力)についてシリーズでお届けします。まずは、瀬川さんのワインについて聞いてみました。
(編集部:近藤淳司)
ワインの魅力は、どんなところにあるの?
みなさん、初めまして。瀬川あずさと申します。
今回より「毎日をちょっとだけ楽しくするワイン」と題しまして、みなさんにワインの魅力を存分にお伝えできればと思います。
ワインの魅力とは、例えば身近なものに例えるとすると、音楽やアートのようなものだと思います。
日々の生活を華やかに彩ってくれるもの。知れば知るほど奥深く、感性を刺激してくれるものです。
よく「ワインって小難しくて……」とか「私には敷居が高くて……」とか、そんな言葉を良く耳にします。
確かにワインを体系的に習得することを思えば、「簡単ですよ」とは言えないかもしれません。ブドウ品種や産地の個性を知り、栽培や醸造について学び、歴史や生産者の想いを紐解き、テイスティング方法と表現力を身に着けるのは、サクッとマスターできることではないからです(私もまだまだ勉強中です)。
けれど決して「敷居が高い」とは思いません。
もちろん価格的に高級なものもありますが、今では様々なシーンでカジュアルに楽しめるワインも充実しています。
昔と違ってモノも情報もインターネットで気軽に入手できる今、ネット配信の音楽を聴くように、ワインは気軽に日常生活に取り入れることができるようになっています。
ワインの美味しさは倍増する?
もし、ワインを「おいしい!」と思ったら、そこからがスタート。
心地よく味わえることが一番大切で、それだけでもワインは十分楽しめます。
しかし、そこにちょっとした知識が加わることで、美味しさは更に倍増していくのです。
それは、音楽やアートを楽しむときと同じ。作者の生い立ちや技法を知ることで、その作品をより奥深く感じられるのと似ているかもしれません。だから、知らないことだらけでも、臆することはありません。好奇心を持ち続けながら、少しずつ知識を身に着ければいいのです。
更に、ワインは人間的な魅力も高めてくれるものだと思います。
嗜むことで今まで意識していなかったマナーに気を配ったり、ワインに付随する様々な知性が身に付いたりするからです(女性は女子力も磨かれるはず)。さらに世界各国で楽しむことができるワインを知ることは、万国共通のコミュニケーションツールを得ることでもあるのです。
この連載では、主に20代・30代女性のワイン初心者からいただいたワインに関するご質問をベースに、ライフスタイルを豊かにするために必要な基礎知識をまとめてみました。
そして様々な分野で活動しながら、ワインライフを楽しんでいる先輩女性へのインタビューも交えてみました。ワインは、知れば知るほど奥深く、楽しく、刺激的なものです。
あなたも是非、ワインの世界への扉を開いてみませんか?
一歩踏み出せばもう、ワインなしの人生なんて考えられなくなっているはずです。
(編集部)
確かに、普段聴いている音楽も、そのアーティストのことや作曲の背景などを知ることで、より深く聞き入ったり、感銘を受けたりします。
何気なく飲んでいるワインも、ちょっとした知識で、また別の味わいがするのかもしれませんね。
瀬川さんはワインのどんなことを教えてくれるのか。次回より連載スタートです。お楽しみに!
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