翌朝。
ダイニングで寝てしまっている伸宏と玉子。
動かなくなっていたYUNAMONが、ガタガタ動きだす。壮大な曲が流れている。
YUNAMON
「ガガガ・・・ババンババンバンバン ビバノンノン ババンババンバンバン ビバノンノン・・・ 」
と歌っている。
「YUNAMON!?」
(駆け寄って)「YUNAMON 気づいたのかい?」
(歌を止め、声色が変わり)「あ もしもし?」
「着信音だったのかい、今の!」
「誰?」
「聞こえてる? ボクは野村マナブ 西暦2112年からYUNAMONの体を使って電話しているんだ 」
「え? 未来から?」
「そういえばYUNAMON そんなこと言ってた気が」
「ノブヒロさん? あなたは僕のおじいちゃんのお父さんにあたる人なんだ 」
「ということは マナブ君 君はボクのひ孫ってこと?」
「Yeah,right! その通り!」
「わたし気が遠くなってきたわ」
「ちょっと 信じられないな 新手のオレオレ詐欺じゃないのか?」
「違うよ じゃあ これを言えば信じてもらえるかな。あなたが亡くなった後、おじいちゃんがあなたの遺品を整理していたらある本が出てきたって その本の題名はサン◯フェ そこにはきれいな女の人が岩の上で・・・」
「信じる! 信じる!よマナブ君!! うん それでっ」
「何かおかしいわね」
「マナブ君は紛れもなくボクのひ孫だ 間違いない でもなぜ彼が未来から連絡を寄こして来たたのだろうか?」
次回「知らない」は2単語英会話でなんて言う?へ続く
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