ダイニング。
YUNAMON、スマホで撮影しながら、なにやら話している。それを覗いている玉子。
YUNAMON
「今日ご紹介するのは じゃーん! 一粒3500円の梅干しです うわーあ 肉厚ですねー、 さっそく食べてみましょう….. うーん 濃厚な旨味が凝縮されていますねー では チャンネル登録お願いしまーすモーン」
伸宏もいつのまにか覗いている。
「楽しそうだね 」
「わっ びっくりしたモン!パパ ママいたモン?」
「楽しそうに撮影してたから 声かけちゃいけないかなっと思って」
「Sounds fun. 楽しそうだね モン」
「Sounds fun.」
「なに撮ってたの?」
「これモン」
と言ってスマホの画面を見せる。
「ああ YouTubeね」
「どれどれ YUNAMONの梅干しチャンネル 。わっ、 もう1万人超えているんだ! すごい!」
「人間の興味のわくワードのアルゴリズムを解析すれば簡単なんだモン」
「ん?」
「ううん ヒットさせるコツがあるんだモン 言葉の選び方とかだモン」
「なるほどねパパもね観てるチャンネルあるよ 消しゴムサッカーとか」
「なにそれモン?」
「YouTubeいろいろあるもんね ママもね 片付け術とか観てるよ 断捨離するときは ときめくものだけ残すんだって」
「じゃあ、パパのことは?」
「断捨離かなー」
YUNAMON、ごみ袋を被せようとする。
「ちょっとー」
一同笑い。
「YouTubeで人気を上げるなんて、ロボットのわたしには簡単な事だモン でも これは使えるツールだモン」
この記事に関するコメント