MENU

加水の魅力とは?part.1 / ウイスキーの魅力

このシリーズの記事ではバーテンダーの私が、BAR初心者やウイスキーを初めて飲む人でも分かりやすいように、またお酒が飲めない小学生でも楽しめるような内容で説明しています。

そのため、厳密に言えば定義等が違うこともありますので、ご了承ください。
「こんなものなんだ!」と全体像を掴んでいただければ幸いです。

前回の記事では、

加水されていないウイスキーには、カスクストレングスという表記がある

ということでしたね。

必ずしも「カスクストレングスが最高だ!」良いというわけでないですが、一般流通のウイスキーでは味わえない原酒そのものを味わえることと、アルコール度数が高いので加水しても味がぼやけるまでの許容量が広いこと(※1)は、カスクストレングスならではの魅力です。

※1) アルコール度数が35度になると、味がぼやけてしまうウイスキーがあるとします。
その場合、
●40度のウイスキーを35度まで加水した場合、5度分の味の変化が楽しめる。
●60度のウイスキーを35度まで加水した場合、25度分の味の変化が楽しめる。
ということになります。
つまり、味がぼやけるまでの差が大きければ大きいほど、楽しめる時間が長いという感じです。

個人的な感覚の話になりますが、55度〜52度くらいで飲むウイスキーが美味しいと感じることが多いです。

これまで散々、加水、加水と記事でお伝えしてきましたが、
「加水するとウイスキーはどうなるのか?」について詳しく解説していないことに気づきました。
失礼いたしました(笑)。

冷却濾過の記事の時に
加水することによってストレートで飲んだ時に、最も美味しいと感じるアルコール度数に調整している
と解説しましたが、具体的になぜ美味しくなるのか、今回は加水の魅力について解説します。

加水していくことで、アルコール度数が下がり、ウイスキー本来の香りや味わいが開花していく

前述の通り、カスクストレングスは原酒そのものを味わえることが魅力です。
60度前後あるカスクストレングスをストレートで飲んだ時に、「これは美味しい…!」と思うウイスキーは、もちろんあります。
※「このウイスキーは当たりだ!」と言ったりします。

ですが、多くのウイスキーは味わいよりもアルコール感を強く感じることが多いです。
この強いアルコール感を抑えつつ、ウイスキーが持つ本来の香りや味わいを引き出す方法が、加水となります。

加水の方法

では具体的にどのようにして、加水するのでしょうか?

お冷やとして提供を受けたグラスから加水しようとすると、グラスの口径が大きいのでドボドボと水が入ってしまいます。
そのためバーでは、少しずつ加水できるように加水用の小さな水差し、もしくは小さな水差しとスポイト(※)が提供されます。

※■おススメ加水用の水差し 
ウイスキー テイスティング用 ピッチャー(楽天)
サントリー テイスティング用水差し
※■おススメの加水用スポイト 
ウイスキー ウォータードロッパー(BAR TIMES STORE)

この加水用の水差しを使って、少しずつ加水をしていきます。
※ウイスキー好きな人であればあるほど1ccずつ添加するように、僅かな量を添加して楽しみます。

加水直後は、水とアルコールが分離しているので、グラスを回して水とアルコールを馴染ませます。

回し方は、ワインと同じようにグラスの足を持って、回します。
回す回数に決まりはないですが、だいたい5回くらい回せば十分かと思います。

今回の記事では、加水の方法について解説しました。
次回は、加水によってウイスキーにどのような変化があるのか?について解説していきます。


【お知らせ】 この記事をご覧の皆様に、投稿者 福岡さんのお店「BAR DEEP」よりお知らせです。

飲食店の明日をご覧の皆様へ。
当店へご来店の際に、「記事を見たよ」とスタッフへ言っていただければ、最初の1時間の飲み放題料金を25%OFFにてご案内させていただきます。
福岡いらっしゃった折には、是非お立ち寄りください。

BAR DEEP 店舗情報

■住所 : 福岡県福岡市中央区西中洲1−14 プロスペリタ西中洲6F
BAR DEEP オフィシャルサイト
https://bar-deep.com/

■営業時間 : 平日・金土・祝日前…21時〜4時30分
日・祝日…21時〜3時30分
※営業日については、Instagramにて確認ください。

■Instagram
飲み放題へのこだわりが日本一のBARです。
https://www.instagram.com/bar_deep_nishinakasu/
■お仕事や御相談などお問い合わせ
fukuhashi0101@fukuhashi.jp

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

この投稿がよかったらシェアお願いします!
  • URLをコピーしました!

この記事に関するコメント

コメントする