言い訳をする社員と出来る社員

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先日、とあるスタッフと今月の数字やスタッフ同士のやりとりについて話を伺いました。
ここが社会人と学生の違い、仕事が出来る人なのか、そうでないのかの分かれ目と感じたので、その出来事について書いていこうと思います。

返事は良いけど、何の根拠もない

毎月恒例の成長日記の内容と少し重複してきますが、今月の見込み数字は達成できそうなのか？スタッフと会話することがありました。

8月も20日を過ぎ、予算の進捗的にはあまり芳しくない状態だったので、
経営側としては、月末の数字がどうなるというより、
「少しでも目標に対して、あがいているか？」がスタンスとして大事かなと思っているところでした。

月末の数字についてどう考えてるの？とスタッフに確認をしたところ、

「絶対達成したいと思います。」

と勢いのある返事が返ってきました。

前向きな返事は大変良いことですが、勢いだけで、根拠がない返事でした。
もっと正確に言えば、心の底から本気でそう思っていない。

深くヒアリングすると、
協力を仰がないといけない今月で辞めるスタッフにどこまでお願いして良いかわからない(依頼したとしても、どこまでやってくれるかわからない)という事でした。

この記事をご覧いただいている方は、企業で中堅以上のポジションにいる方が多いと思いますので、「惜しい」返事だということがわかると思います。

私自身もこの返答を聞いて、
「あーまだ学生。もしくは、このまま教育しないと将来、言い訳しかしてこない一般社員レベルだな」と感じたと同時に、
本当に大事なことをまだ教えきれていないと痛感しました。

やれることを全てやり尽くす

超簡潔に言うと、社会人なので、結果が出せない時点でアウト。
仮に出せなかった場合、誰もが「それだけやっても無理だったら無理だろうね」と納得がいくくらいの行動をしないと許されません。

「好きなことじゃないから本気で思えない。」ということであれば、それはそれで理解できなくはないですが、給与を貰っている以上、与えられた業務をこなさないといけません。

やる気がないスタッフがいた場合でも、上の人間は、本当にどうにかしたい(しないといけない)のであれば、頭を下げるなり、今後ご飯をおごるなりして、とにかく今月だけは協力してくれ！とお願いしないといけません。
というか、やって当然の行為だと思っています。

「とにかく目標に向かって、やれることは何でもがむしゃらにやる。」
そうすることで、その熱量が人に伝播していき、結果が伴っていきます。

勝負所でこういう行動が出来る人が、
仕事が出来る人と出来ない人の明確な差になっていくと思います。
「出来ませんでした」は、言い訳でしかありません。
なので、がむしゃらに経験が比較的多い傾向にある運動部(体育会系)の方が、社会人としての成長速度が速い人が多いと思っています。

本人の中でプライドが邪魔しているのか、どこまで動いて良いのかわからないだけなのかわかりませんが、とにかく結果を出す為には、やれることを全てやり切って欲しいと思います

どうやったらそこを気付かせることができるのか？

私自身も20代前半にそこまで出来ていたのか？と振り返った時、できていなかったと思います。
上司がどんだけ頑張っていようと、知らぬ存ぜぬだった時期もあったと思います。
正直、どのタイミングでできるようになったのか、よくわかりません。

自分が仕事をこなせるようになってきたタイミング？
責任感を持ち合わせたタイミング？

少なからず、「誰かの為」に動きたいと思うようになってから、出来るようになってきた気はしますが、明確にいつというのは思い返せません。

たぶん新入社員教育で一番難しいところがこの「結果の為に、文字通りやれることを全部やる。」で、
自分のプライドもくそもなく、目標の為に走りきる習慣を身につけさせさせることだと思います。

どうしたら、この習慣を身につけさせる、気づかせることができるんでしょうか？
言い訳ばかりをせず、仕事が出来る社員に育てていけるのでしょうか？

現時点での私の解は、

• 寄り添って時間をかけて少しずつ教育する方法
• 目指す方向を示して、その目標に納得・共感する人と仕事をしていく(ビジョンマップの作成)

しか思いつきません。

記事をご覧の皆様はどのように教育をされていますでしょうか？
是非、コメント等でご意見をお聞かせください。

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