私もそこそこ年齢を重ねてきており、会社勤めの同年代も管理職に就いている人もチラホラいます。たまに電話したり飲んだりすると、「人手が足りていない」という言葉が業界問わず出てきます。
今回は、どの企業でも苦戦している求人の難しさについて最近感じていることを書いていこうと思います。
求人の難しさ
求人媒体の活用について
色々な媒体で求人を出しましたが、求人媒体にも相性があります。
今は、特定の媒体に絞って定期的に求人をかけています。
というか今も大大絶賛募集中です。(文字通り、急募中です。助けて下さい。)
求人媒体がどんな仕組みで成り立っているのかわからない人もいると思いますので、説明します。
掲載したい求人媒体(バイトルやタウンワーク等)にお金を払って、媒体上で求人の枠を購入します。新聞広告や雑誌の広告と同じ考えです。
掲載プランも様々あり、金額が高いプランを選べばより上位に表示されやすくなり、より多くの人に表示できるようになります。
求人媒体によって違いはあるかもしれませんが、だいたい
- 一覧PV数…表示された回数
- 詳細PV数…当店の求人ページに入ってきた回数
- Web応募…メールでの応募問い合わせ数
- TELL応募…電話での応募問い合わせ数
というようなデータが取れます。
基本的な考え方として、まずはネット検索をしている求職者に表示されないと元も子もありません。
なので、一覧PV数を一定数獲得できないと話にならないということになります。
そして求職者に対して表示された回数の内、「お、なんか良さそう…!」と思ってもらうことが、第一のハードルです。
その後、「ちょっとこの店見てみよう…!」とクリックしてもらうことが第二のハードルになります。
YouTuberが「タイトルとサムネイルで視聴者の興味を引きつけることが大事だー」とかよく言ってますが、まさに同じ事がここで起きます。
当店の求人ページまで求職者が入ってきたら、募集要項を読んで貰うことが第三のハードルになります。
特に若い人は、文字を読まなくなっていますので、長い文章を書いても読んでくれません(笑)。
そして、求職者が求めている仕事内容と合致して「応募してみよう」という行動に移してもらえることが、第四のハードルになります。
なので、
- まずは見つけてもらうこと
- 次に興味をもってもらうこと
- 募集内容を読んで、募集してみたいと思ってもらうこと
- 行動(応募)してもらうこと
という感じで、人の行動心理に対して、一つ一つ丁寧にアプローチする必要があります。
訴求する内容は?
当店の実態として、以前もそこそこ一覧PV数はありましたが、募集要項は当店も例に漏れず、「高時給・日払いOK」的な感じで募集をしていまして(笑)、その時は、月間に50件以上問い合わせがありました。
しかし、申し込みの質は本当に最悪で、
- 面接の申し込みに対して、連絡が取れない。
- 面接当日に面接にこない。しかも辞退の連絡もなし。
- 採用しても、すぐに退職
等が起こりまくりで、その中から一人でも続けば…という感じでした。
一般企業の人からすると信じられないことだと思いますが、
飲食業界では本当にあるあるのことで、どこの店舗でも同じ事が起きていています。
非常に悔しいですが、それくらい「世間から舐められた業界」だということだと思いますし、それを許してきた諸先輩方の負の遺産でもあると思っています。
コンサル業界に足を踏み入れて2年くらい経ち、IT・Web・マーケティング・戦略等に関わっていく上で、求人の打ち出し方もマーケティングの考えが必要と感じるようになりました。
求職者目線で考えると、ほぼ100%の人がその勤務先に行ったことがない、実態がわからないので、その不安を取り除いていく必要があります。
- どういう業態なのか?
- 何を目指しているのか?
- 働くと何を得られるのか?
- 働く時にハードルになりそうなことを解消する文言
- 店舗が目指すビジョン
等、一歩を踏み出しやすくするようなことを募集要項に掲載したら、応募の質が向上しました。
最近の状況としては、
月間で一覧PV数が6,000PVくらいビュー数がある。
詳細PV数もエリアでは最上位にランクイン。
と数値的には悪くないところまで改善が見られました。
上手く行き始めたかも?と思っているのもつかの間で、採用するも、初出勤前に辞退の連絡があり、採用にならないケースが続いています。
一難去ってまた一難とはまさにこのこと…といった感じです。
次回は、その問題が起きている要因の仮説と、解決方法について書きたいと思います。
【お知らせ】 この記事をご覧の皆様に、投稿者 福岡さんのお店「BAR DEEP」よりお知らせです。
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