英語である程度のレベルに達した人が英文法と今一度向き合う時に読む本

New

語学

2020/12/24

英語である程度のレベルに達した人が英文法と今一度向き合う時に読む本

海外大学を卒業した、英検1級を持っている、TOEICを受ければ勉強しなくても毎回970点前後、と伝えると「英語ペラペラなんだね」と言われる。この「英語ペラペラ」の定義についてもぜひ話したいところだが今回は置いておくとして、「英語ペラペラ」と周りから言われる私でも、英文法は大の苦手だ。「英語が分からないと悩む多くの人が英語の形容詞と副詞の違いを分かっていない」と本書では書かれているが、英語が分かる私でも形容詞と副詞の違いはよく分かっていない。これまでは文法が分からなくても通じれば問題ないと思ってきたが、英語ペラペラ認定をされると英語に関して質問をされることが増え、最近は英語を教える立場に立つことも増えてきた。そろそろ英文法と向き合うべき時がきたのかなと思うタイミングでのこの本との出会い。結果的に中学・高校の英語の授業ぶりに英文法と向き合う貴重な時間となった。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • Facebook
  • Line

今回紹介する本は

あなたは英語の形容詞と副詞の違いが説明できますか?

〜英語が大嫌いなビジネスパーソンの皆さんが、最初に読む英文法の本〜

振り返ってみると中学時代、英語の先生に英文をひたすらSVOCに分ける作業というのやらされていた時期がある。当時は何のためにやっていたのかさっぱり分からなかったが、あれは品詞というものを意識するためにさせられていたんだなと思った。そういう意味で、私の英語の先生は「英語を理解するには品詞をマスターするべし」という考えを本書の著者と同じように持ち、生徒のためを思って授業をやっていたのかもしれない(その重要さがいまいち生徒には伝わっておらず、面倒な作業だと大多数が思っていたという意味では非常に残念だが)。当時の先生の思いもむなしく英文法の習得を諦めてしまった私は、文法的にはあっている文章でもあまり耳にしたことのないフレーズをみると違和感を感じ、その文章は文法的に間違っているのではないか?と思ってしまう現象が起きてしまっている。

確かに本書籍で書かれている内容や使用されている英文は初心者レベルだ。第1部の第1章が品詞とは?から始まることからもレベル感は想像がつくだろう。しかしこれまで前置詞(at, on, for)やaとtheなどの使い分けを全て「なんとなく」ですませてきた私にとっては非常に貴重な解説書となった。「英語ペラペラ」認定されている人、今更英文法について聞けないという人にとってはありがたい英文法の基礎本となっている。

英文法は要らない!と主張する人は多い。文法が分かっていなくても自分の知っている単語を駆使して積極的に海外の人とコミュニケーションをとっている人を見てきたこともあり、私もそれに賛同してきた。しかし著者のいうように、ある程度のレベルにまで到達した時にそれ以上のレベルアップを図るには最低限の英文法を知っておく必要があるのだろう。本書には「英語が大嫌いなビジネスパーソンの皆さんが最初に読む英文法の本」という副題が添えられているが、「英語である程度のレベルに達した人が英文法と今一度向き合う時に読む本」という副題をつけてもいいのではないかと思った。

本書籍でも度々触れられている通り、日本で英語が必要とされる場面は少ない。そのため英語を必要としている人口も少ない。それでも、私が英語の勉強に価値を見出し、今でも英語力向上に変わらず努めている理由は英語を知っていると自分の世界が広がるからだ。英語を勉強することで日本語しか知らなかったら話せなかった人と話せ、読めなかった本が読め、行けなかった土地へ行ける。そして一度新しい世界を知ってしまうと、もっともっと新しい世界が見たくなる。「英語がなくても日本で生きていける」という人の気持ちも理解はできるが、私はこれからももっと新しい世界を見るために英語の勉強を続けるだろうし、もっと広い世界をたくさんの人に見てもらうためにライター業も英会話講師業も続けていくだろう。

きゃれ

きゃれ

きゃれ

神戸市の高校を卒業後、アメリカの大学に進学し経営学とアジア学を専攻。現在は都内で働く社会人。日本がもっといろんな人たちにとって住み心地のいい国になれば、という思いからライターや英会話講師としても活動中。日々の生活や学びについてブログ「きゃれブロ」にて更新中! ...

SHARE

この記事をシェアする

  • Twitter
  • Facebook
  • Line
  • よしのぶ@趣味と本と英語とウィスキー
  • Facebook