【ワインのたしなみ 第1回】「ワインとの食べ合わせ(マリアージュ)を教えてください!」

New

酒と料理

2022/01/07

【ワインのたしなみ 第1回】「ワインとの食べ合わせ(マリアージュ)を教えてください!」

この記事をシェアする

  • Twitter
  • Facebook
  • Line

「おいしい!」から始める、毎日をちょっとだけ楽しくするワインのたしなみ~ワインに恋して、Happyになる~

Q. ワインとの食べ合わせ(マリアージュ)を知りたいです。白は魚、赤はお肉くらいのイメージしかないです。

A. まずは、料理の「色」で合わせてみましょう。困った時にはロゼを!

料理とワインの組み合わせのことを「マリアージュ」(フランス語で ‘mariage’「結婚」)と呼ぶことがあります。マリアージュを成功させるには、主に3つのアプローチ(後ほどコラムでご紹介します)が挙げられますが、一番手っ取り早いのは「色」を合わせるという方法

たとえば、白身魚のカルパッチョなら白ワイン、海老や生ハムならロゼワイン、赤身肉やトマトソース系の料理には赤ワインを合わせてみましょう。いずれにせよ、赤ワインと白ワインの中間的存在であるロゼワインは、マリアージュの幅も広く、困ったときの救世主です。

瀬川のオススメ!

エム・ド・ミニュティー M de Minuty

・生産者:シャトー・ミニュティー(Ch. Minuty)

・産地:フランス プロヴァンス地方

プロヴァンス地方のワインといったら、まず思い浮かぶのがロゼワイン。太陽が降り注ぐ地中海のビーチサイドで、ロゼを片手にバカンスを楽しむ……という華やかな光景が目に浮かびます。そんなプロヴァンスの名門ワイナリー「シャトー・ミニュティー」が手掛けるロゼは、淡く美しい色調とフレッシュなアロマが特徴。

爽快なスタイルながら余韻には複雑味も残る、ちょっぴりオトナなロゼなのです。辛口で料理の邪魔をせず、どんなお料理にも驚くほどマッチしますし、写真映えするくびれのあるボトルデザインも魅力です。

コラム~マリアージュを成功させる3つのアプローチ~

マリアージュとは、フランス語で「結婚」を意味します。突然ですが、みなさんが相性のよい結婚相手を探す時に意識するポイントはどこですか? ワインにおけるパートナー選びも、そこに近しいものがあるかもしれません。

マリアージュを成功させるためには、料理とワイン、どちらかが主張しすぎて相手の個性を奪ってしまってはNG。程良いバランスを保ちながら、互いの個性や魅力を引き立てあえる関係を築いていけるかが大切です。ではさっそくベストパートナーを見つけるためのアプローチ方法を探ってみましょう。

アプローチ①同調のマリアージュ

料理とワインの持つ、似た性質を合わせるマリアージュです。

分かりやすいのが、冒頭でご紹介した色調を合わせるという試み。舌平目のソテーと白ワイン、赤身のビーフと赤ワイン、ピンク色のポークやチキンのグリルとロゼワイン……といったように、食品の色やソースの色をワインと合わせるだけで、とてもキレイに調和してくれます。

「魚料理には白ワイン、肉料理には赤ワイン」とよく言われますが、鮮やかな紅色のカツオのタタキには、ミネラル豊富な赤ワインが、クリームソースたっぷりの鶏肉の煮込みには、滑らかな口当たりの白ワインのほうが各段に相性が良いことも。

トリュフのような熟成香を放つ高級赤ワインには、トリュフを削った肉料理をあわせたり、バターのような香りを放つリッチな白ワインには、帆立貝や海老のバターソテーをあわせたりするのも、料理とワインそれぞれの要素に共通項を見出したマリアージュです。共通の趣味や価値観を持っているお相手とは、やっぱり気が合うものですよね。

アプローチ②補完のマリアージュ

お互いに補い合う性質のものを持った料理とワインを合わせるアプローチです。

レモンを絞って食べたいお魚のカルパッチョに、柑橘のニュアンスを持つワインをあわせたり、黒胡椒をかけたらより美味しくいただけそうな肉料理にスパイシーな赤ワインをあわせたりするのも、お互い「補完」し合うマリアージュの代表例。

スパイシーな中華料理やエスニック料理に合わせるワインとしてアロマティックな香りを放つワインが人気なのは、料理の辛味とワインの甘美なアロマとのマリアージュが絶妙だからでしょう。自分が不得意な部分を補ってくれるパートナーがいたら、とても安心ですよね。

アプローチ③産地を合わせるマリアージュ

料理とワイン、それぞれの生産地をあわせるマリアージュです。

フランスワインにはやはりフランス料理がよく合います。同様にイタリアワインにはイタリア料理、そして日本ワインには和食がマッチします。

もっと細かく言えば、アルザスワインにはアルザス産の冷製フォアグラ、ブルゴーニュの白ワインにはブルゴーニュ風エスカルゴの殻焼き、カンパーニャ州のワインにはナポリピッツァというように、それぞれのワイン産地の郷土料理がその土地のワインと好相性だということです。出身地が同じ相手は、それだけで地元ネタで盛り上がれるし、親しみを感じますよね。

 

いかがでしたか? マリアージュで意識しておきたい3つのアプローチをお伝えしましたが、あともう一つお相手選びに大切なことが……「金銭感覚」です。高級食材にリーズナブルなワインを合わせたり、カジュアルな家庭料理に高価格帯のワインを合わせたりするのは、ちぐはぐした印象を受けてしまうこともありますので気を付けたいところです。

また、いまご紹介したポイントはあくまでも指標であり、マリアージュに決まりがあるわけではありません。自分自身が楽しめるシチュエーションにおいては、自由な発想で色々な組み合わせに挑戦してみてください。

(記事は木曜に更新します。次回は2022年1月20日(木)配信予定です。)

瀬川 あずさ

せがわ あずさ

仙台市出身。聖心女子大学卒業後、施工会社の秘書を務め、多くの飲食店のリーシングや施工業務に携わる。その後、趣味が高じてワインや日本酒、食に関する様々な資格を取得。その資格を活かし、記者・ライター業、飲食コンサルティング業などに従事する。2014年、食に特化したリレーションサービスを提供する株式会社食レコの代表取締役に就任。また2020年には、人材紹介や翻訳サービスを行うレピュニット・ラボ合同会社を...

SHARE

この記事をシェアする

  • Twitter
  • Facebook
  • Line
  • よしのぶ@趣味と本と英語とウィスキー
  • Facebook